
みなさん、最近“本気で怖い”ホラー小説は読んでいますか?
世の中には背筋が凍る名作から、思わず眠れなくなる新作まで、さまざまなホラーが存在します。今回はホラーマニアの私が独断と偏見で選んだ「怖すぎるホラー小説ランキングTOP10」を大公開!
古典的ゴシックホラーから、現代の超常現象系やサイコサスペンスまで、幅広い作品を取り上げていますので、「本当に怖い本」を求めているあなたには必見です。ぜひ、このランキングを参考にあなた好みの恐怖を味わってみてください。
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本当に怖いホラー小説ランキング
1位:作家刑事毒島の嘲笑 中山七里 (著)
右翼系雑誌を扱う出版社が放火された。思想犯のテロと見て現場を訪れた公安の淡海は、作家兼業の刑事・毒島と出会う。犯罪者をいたぶることが趣味の彼は公安の考えも小馬鹿にし、淡海は反発。衆議院選挙が迫る中、さらに極左集団が絡む事件が勃発、ついに魔の手は候補者に向かう。テロは防げるのか? 歪んだ正義を毒舌刑事が斬る痛快ミステリー。
2位:天使の囀り 貴志 祐介 (著)

北島早苗は、ホスピスで終末期医療に携わる精神科医。
恋人で作家の高梨は、病的な死恐怖症だったが、新聞社主催のアマゾン調査隊に参加してからは、人格が異様な変容を見せ、あれほど怖れていた『死』に魅せられたように、自殺してしまう。
さらに、調査隊の他のメンバーも、次々と異常な方法で自殺を遂げていることがわかる。
アマゾンで、いったい何が起きたのか?高梨が死の直前に残した「天使の囀りが聞こえる」という言葉は、何を意味するのか?
前人未到の恐怖が、あなたを襲う。
3位:ここにひとつの□がある 梨 (著)
この■を持っていると、恐ろしいことが起きる。
フリマアプリで、「カシル様専用」として箱を出品すると、必ず落札される――。ある学校で流行っていたちょっとしたお小遣い稼ぎ。しかし、これにはある決まりがあった。カシル様への箱には、中に何も入れてはならない。中にうっかりメッセージカードを入れてしまった男子生徒の運命とは。(「カシル様専用」)
「すべてのことばをみつけてつなげよう!」 何の変哲もないクロスワードパズル。あなたはそれを解いていたはずだった。普通のパズルとは違うと気づいた瞬間には、もう元には戻れない。(「穴埋め作業」)
中に閉じ込められているものは何か。新進気鋭のホラー作家が描く、恐怖の連作短編集!
4位:近畿地方のある場所について 背筋 (著)
情報をお持ちの方はご連絡ください
近畿地方のある場所にまつわる怪談を集めるうちに、恐ろしい事実が浮かび上がってきました。
5位:ぼぎわんが、来る 澤村伊智 (著)
幸せな新婚生活を営んでいた田原秀樹の会社に、とある来訪者があった。取り次いだ後輩の伝言に戦慄する。
それは生誕を目前にした娘・知紗の名前であった。原因不明の怪我を負った後輩は、入院先で憔悴してゆく。
その後も秀樹の周囲に不審な電話やメールが届く。一連の怪異は、今は亡き祖父が恐れていた“ぼぎわん”という化け物の仕業なのか?
愛する家族を守るため秀樹は伝手をたどり、比嘉真琴という女性霊媒師に出会う。
真琴は田原家に通いはじめるが、迫り来る存在が極めて凶暴なものだと知る。はたして“ぼぎわん”の魔の手から、逃れることはできるのか……。
6位:夜警ども聞こえるか 皮肉屋文庫 (著)
「なにこれ。おれも吹き込んでいいの? じゃ一個だけ、実体験あるわ――」フリマアプリで購入した一台の中古のボイスレコーダー。
そこには、九州の■■■大学での夜間自主警備、通称「夜警」を行う学生たちによって語られたと思われる、たくさんの怪談音声データが残されていた。
本書はそれらのデータと、ボイスレコーダーにまつわる一連の出来事をまとめた記録である。
この本が無事出版されることを祈ります。
7位:フェイクドキュメンタリーQ
今回の書籍は、この人行方不明のテーマのもと、チャンネル内で再生回数の多い、『封印されたフェイクドキュメンタリー』『-(basement)-BASEMENT』『フィルムインフェルノ』『Sanctuary』等をもとにしたホラー短編集。
テレビスタッフを呪った、「見たら死ぬ呪いのビデオ」の行方を新たに発掘する様子を描いたり、エレベーターで失踪した女性がカメラに向かって訴えていたことを明らかにしたりといった内容が明らかに!? 考察好きの方にとって、答え合わせの要素も含んだ短編集。
さらには、動画未公開の書下ろし作品も2作品収録。
8位:ほねがらみ 芦花公園 (著)
大学病院勤めの「私」の趣味は、怪談の収集だ。
手元に集まって来る、知人のメール、民俗学者の手記、インタビューのテープ起こし。その数々の記録に登場する、呪われた村、手足のない体、白蛇の伝説。そして――。
一見、バラバラのように思われたそれらが、徐々に一つの線でつながっていき、気づけば恐怖の沼に引きずり込まれている!
9位:冬の子 ジャック・ケッチャム (著)
『隣の家の少女』で知られるホラーの巨匠ジャック・ケッチャムは、短篇小説の名手でもあった。『オフシーズン』と『襲撃者の夜』のあいだを埋める恐怖体験を描く表題作ほか、ある箱を覗いてから食事をいっさいとらなくなった息子の姿を描く「箱」と、ハロウィンの夜に子供たちを受け入れようとする女性の物語「行方知れず」のブラム・ストーカー賞短篇賞受賞作2作を含む、日本独自編集の計19篇。現実的暴力と幻想的恐怖の果てに生まれる、静謐で哀切きわまる詩情。孤高の鬼才の精髄をご堪能あれ。
10位:火のないところに煙は 芦沢央 (著)

「神楽坂を舞台に怪談を書きませんか」突然の依頼に、作家の〈私〉は驚愕する。忘れたいと封印し続けていた痛ましい喪失は、まさにその土地で起こったのだ。私は迷いながらも、真実を知るために過去の体験を執筆するが……。謎と恐怖が絡み合い、驚愕の結末を更新しながら、直視できない真相へと疾走する。読み終えたとき、怪異はもはや、他人事ではない――。
ホラー本の歴史と進化|恐怖が生んだ文学の系譜と名作たち
【ホラー本とは?】人間の“本能”に訴える文学ジャンル
ホラー本とは、読者に「恐怖」や「不安」「緊張感」を与えることを目的とした文学ジャンルです。
幽霊・悪霊・呪い・殺人・怪物など、人間の想像力と心理的恐怖に働きかけるテーマが特徴で、映像では味わえない“静かで深い恐怖”が人気の理由でもあります。
【ホラー小説の起源】18〜19世紀のゴシック小説が原点
ホラー文学の起源は18世紀末のゴシック小説にさかのぼります。
・ホレス・ウォルポール『オトラント城奇譚』(1764年)
・メアリー・シェリー『フランケンシュタイン』(1818年)
・ブラム・ストーカー『ドラキュラ』(1897年)
こうした古典は、城や廃墟、異形の存在、怪奇現象といった要素を通じて、読者の“未知への恐怖”をかき立てました。
【20世紀の進化】心理的恐怖と社会不安が融合
20世紀に入ると、ホラーは単なる怪奇小説から、心理ホラーや社会的メッセージを含むジャンルへと進化します。
- H.P.ラヴクラフトによる“宇宙的恐怖(コズミックホラー)”
- シャーリイ・ジャクスンやスティーヴン・キングによる心理・日常系ホラー
- 第二次世界大戦後は、核・監視・精神崩壊といった現実の不安を投影した作品が増加
【現代のホラー】ジャンル融合と多様化が進む
21世紀のホラー文学は、ミステリー・SF・ファンタジーとの融合が進み、以下のような特徴が生まれています:
- リアルで静かな恐怖(例:貴志祐介『黒い家』)
- 社会問題と恐怖の結合(例:村上龍『イン ザ・ミソスープ』)
- YA向けライトホラーやBL×ホラーなど、新しい層への展開も
また、マンガや映画とのクロスメディア展開も活発になり、紙のホラー本は再注目されています。
【ホラー本の進化ポイントまとめ】
時代 | 特徴 | 主な代表作 |
---|---|---|
18〜19世紀 | ゴシックホラーの誕生 | 『ドラキュラ』『フランケンシュタイン』など |
20世紀初頭 | 宇宙的恐怖・心理ホラーの台頭 | 『クトゥルフ神話』関連、スティーヴン・キング作品 |
20世紀後半 | 社会的ホラー、スプラッター隆盛 | 『キャリー』『ペット・セマタリー』など |
現代 | ジャンル融合・多様化 | 日本のサイコホラーやZ世代向けホラーなど |
【結論】ホラー本は“時代の不安”を映す鏡
ホラー小説は、単なる娯楽にとどまらず、その時代の社会不安・心理的圧力を反映する鏡のような存在です。
だからこそ、時代が変わっても恐怖の表現は進化し続け、読む人の心を掴み続けています。
ホラー本を選ぶときのポイント|自分に合った“怖さ”に出会う5つの選び方
「怖そうで読めない」「どれを選んでいいか分からない」そんなあなたへ
ホラー本は「ただ怖いだけ」と思われがちですが、実はジャンルの幅が広く、人によって“ハマる恐怖”は異なります。
この記事では、初心者からホラー上級者まで満足できる最適なホラー小説の選び方を、SEOキーワード「ホラー小説 選び方」「怖い本 おすすめ ジャンル別」などに対応して解説します。
1. 怖さの“種類”で選ぶ(ジャンル別)
ホラー小説は、恐怖の種類によって好みが分かれます。主なジャンルは以下のとおりです。
ジャンル | 特徴 | 代表作 |
---|---|---|
心理ホラー | 人の心の闇、不安、狂気を描く | 『黒い家』『リング』 |
怪奇・幽霊系 | 古典的な幽霊や呪いが登場 | 『夏の闇』『怪談』 |
スプラッター系 | 血や暴力描写で直接的な恐怖を与える | 『ミザリー』『CUBE』 |
日常×違和感ホラー | 何気ない日常にひそむ異常を描く | 『火のないところに煙は』 |
コズミックホラー | 理解不能な存在による圧倒的な恐怖 | 『クトゥルフ神話』『闇に這うもの』 |
自分の耐性や好みに応じて、無理のないジャンルから選ぶのがおすすめです。
2. 読むシチュエーションで選ぶ
ホラー本は、読む場所や時間帯によって感じる怖さが変わります。
- 電車の中や移動中 → 短編集や連作形式のものが読みやすい
- 夜寝る前 → 静かにじわじわ怖さが来るタイプの作品が最適
- 休日や長期休みにじっくり → 分厚めの名作ホラーや古典ホラーがおすすめ
3. 初心者には「実話系」「短編集」から入るのが◎
ホラー初心者には、短くてテンポの良い実話系や都市伝説風の作品が最適です。
リアリティがあり、感情移入しやすいのが特徴です。
- 『新耳袋』シリーズ
- 『ほんとにあった怖い話』
- 『怪談レストラン』(児童向けながら意外と怖い)
4. 映画やドラマ化作品の原作を選ぶ
映像で既に知っている作品の原作を読むことで、文章ならではの心理描写や想像力による恐怖が楽しめます。
- 『リング』(鈴木光司)
- 『告白』(湊かなえ)
- 『ミザリー』(スティーヴン・キング)
原作のほうが“怖さが深い”という読者の声も多くあります。
5. レビューをうのみにせず、自分の“怖がり方”を知る
ホラー小説のレビューは個人差が大きく、「怖すぎて読めない」という人もいれば「全然怖くなかった」という人もいます。
自分が何に恐怖を感じやすいか(幽霊・人間・孤独・狂気など)を意識して選びましょう。
ホラー好き必見の“へぇ”な雑学
- クトゥルフ神話の生みの親、H.P.ラヴクラフトは実は極度の怖がりだった
- スティーヴン・キングはアメリカで「学校に置いてほしくない作家」として過去にトップランク常連
- 日本最古のホラー文学は『今昔物語集』。平安時代から霊や怨念にビビっていたことが記録されています
まとめ|ホラー本は「自分の怖さ」と出会うための最高の読書体験
ホラー小説は、単なるエンタメではなく、自分の感情・想像力・価値観を掘り下げる“怖くて面白い読書体験”です。
ジャンルや形式、読むタイミングを意識すれば、あなたにぴったりの一冊が必ず見つかります。